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ドコモブランドのAndroid端末でのみ使える機能 LTE バンド21 1.6GHz 東名阪バンド

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ドコモブランド純正の端末だけで使えて、iPhoneやその他のSIMフリーの海外端末で使えない機能にはいくつかある。ドコモ純正のプリインアプリ、エリアメール、NOTTV、ワンセグなどの国やキャリア固有のアプリがあげられるが、LTEのバンドについて注目してみると、最大112.5Mbps 1.5GHz帯のバンド21は事実上ドコモの端末だけでサポートされている。

バンド21は東名阪バンドと呼ばれていた、エリアマップだと濃いピンク色の部分で表現されている。エリアマップの表示の通り、現在は全国で利用されている。他のバンドを補完する意味合いが強く、バンド21が使えないからと言って著しくつながりやすさが劣るわけではない。




ドコモから販売されているiPhone6,6plusでもバンド21はサポートされておらず、事実上Androidスマホ、タブレット専用の帯域となっているのだ。ちなみにドコモのXiエリアマップはAndroidとiPhone,iPad用で表示が分かれている。

海外のグローバルメーカの端末に目を向けてみると、iPhone6,6plus, iPad Air 2 (日本版) や、Nexus 6 (国際版)のように、SIMフリーの最新の端末は1台で数多くのLTEバンドをサポートしているのだが、

●iPhone6,6plus, iPad Air2 LTE
 B1 B2 B3 B4 B5 B7 B8 B13 B17 B18 B19 B20 B25 B26 B28 B29 B38 B39 B40 B41
●Nexus6 (国際版)  LTE

  B1 B3 B5 B7 B8 B9 B19 B20 B28 B41

バンド21を使うのは、ほぼ日本だけでアップルの端末を含めて海外製SIMフリー機でサポートしているものは見たことがない。

都心のオフィスに向かう際に、Galaxy Note 3 (SC-01F) で要所要所で使用バンドをみているのだが、思った以上にバンド21を使い続けていることが多く、速度もそこそこな値を記録しているのだ。理論上の上限値だけで言えば、より速い150Mbpsの800MHz (バンド3, エリアマップのオレンジ色の部分)をつかんでほしいと思うのだが、より混雑が少ないバンド21をつかませて結果的に最適となるような制御がされているのかもしれない。特にiPhoneとAndroidでうまく分散を行っているではないかと思う。

SC-01Fのダイヤラから *#0011# でサービスモードを呼び出し


都心で思った以上の速度が得られる

バンド21は、iPhone、海外SIMフリー端末、格安スマホとして売られている端末にはない、ドコモブランドのAndroid端末を使うメリットの一つと言えるだろう。MVNOのSIMを使う場合でも、つながりやすさについては、ドコモ純正SIMとまったく同様なので、MVNO SIM + ドコモブランドの白ロムを狙うのはありだと思う。

■Amazon.co.jp







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